【刺客編】にて登場した外国人の青年『トーリカ』。
愛する師匠のために汚れ仕事を引き受けることもいとわない、そんな彼について解説していきます。
更新日:2022-6-10
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【刺客編】にて登場した外国人の青年『トーリカ』。
愛する師匠のために汚れ仕事を引き受けることもいとわない、そんな彼について解説していきます。
トーリカとは『刺客編』にて登場したドイツからの殺し屋(またはデビルハンター)です。
トーリカは『デンジ暗殺任務』を師匠から言い渡されます。それをクリアすれば、師匠が契約している悪魔を紹介し、一人前のデビルハンターとして認めると。
トーリカの師匠は悪魔との契約で寿命がもう殆どありません。(真偽は不明)
そんな師匠を、もうこんな危ない仕事をしなくていいようにと、トーリカは粛々とデンジ暗殺任務を全うしました。
さぁこれで大切な師匠を危ない仕事から遠ざけられる…と喜ぶまもなく、トーリカは師匠に人形へと変えられてしまいました。
トーリカの師匠がサンタクロースの正体でした。
そして、トーリカはサンタクロースが趣味で育てていた人間の一人。彼はサンタクロースの精巧な人形となるため、愛情いっぱいに育てられていたのです。
●精巧な人形の作り方 「人形にする人間に、人間しか持たない感情を入れる事。」 「敬愛、崇拝、哀憐…そして隠し味は罪悪感。」 人形の悪魔の〈恐怖〉成分は、おそらく『メリーさんの電話』が含まれているのでしょう。『メリーさんの電話』と言うのは、捨てたはずの人形が持ち主の元に戻ってくるという都市伝説。 愛情が反転して恨みに変わり、持ち主を追いかけ殺しに来るメリーさん(人形)。その人形が抱いた感情は人間特有のモノでした。 |
『おじいちゃん』がドイツで依頼の報酬を求められたとき、見目の整った子供4人を求めました。
使用目的を依頼者から聞かれた『おじいちゃん』は「3人は契約で使う。一人は趣味だ。」と答え、3人の子供の命は地獄の悪魔との契約で使われました。
では、残った一人はどのような未来が待っているのでしょう。
おそらく、サンタクロースの趣味とは『精巧な人形を作ること』でしょう。
『おじいちゃん』もたぶん、サンタクロースが作った人形です。
生き残った子供は、(サンタクロースが生きていたら)トーリカと同じ道を歩み、そして『おじいちゃん』になったのでしょう。
人形を作ることが趣味なのか、それとも作った人形でなにかすることが趣味なのか。 その辺の細かいことは判明していないので憶測でしかありませんが、『おじいちゃん』がサンタクロースによって作られた『精巧な人形』の一人なのであれば、その人形の使い道は『サンタクロースの子機(またはアバター)』だったのではないでしょうか。 |
そんな大事に大事に育てられたトーリカでしたが、その最期は闇の悪魔との契約の中継役として使い捨てられます。
ここでチラッと人形の悪魔がセリフだけ登場しますね。
サンタクロースが作った人形はすべて、人形の悪魔の肉体の一部であるという認識なのかもしれません。
トーリカの師匠、サンタクロースはドイツからの刺客でしたが、トーリカはどうやらロシア語のようです。
もしかしたら、サンタクロースはドイツの子飼いではなく、世界を跨いで点々と活動するフリーの殺し屋の可能性もあったりするのかもしれないですね。
ドイツに名前を貸していれば、サンタクロースは身を隠せて世界で暗躍しやすくなり、ドイツはサンタクロースの威を借る事ができる。お互いwin-winの関係が成り立つので合理的ではあります。
大切な大切な師匠を助けるつもりで頑張ってきたのに、トーリカくんかわいそうに。
そういえば、『おじいちゃん』が『サンタクロースの子供』だったのなら、サンタクロースってかなりお婆ちゃんですね。闇の悪魔の肉片で人外化していたところからも察していましたが、彼女はずいぶん昔に肉の体を捨てていたのでしょう。
火薬とファンタジーと筋肉が好き。趣味はボディメイク。ポケットに無限大な夢を詰め込んで冒険に出かけたい人生だった。アウトラインギリギリをアクロバティックに疾走したい。