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【まどマギ考察】アニメ・魔法少女まどか☆マギカにはどんな伏線がある?

エンタミート編集部

更新日:2021-6-2

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魔法少女まどか☆マギカ(通称・まどマギ)は、シャフトというアニメ制作会社が手掛けたアニメです。深夜アニメ枠で放映されました。

 

タイトルや絵柄がコミカルな印象を与えるものになっていますが、ストーリーにはダークファンタジーの要素がふんだんに盛り込まれています。これまでにはないタイプの魔法ものアニメとして大きな反響を呼んだのです。

 

ストーリー内には多数の伏線が盛り込まれていて、それを考察する視聴者の数は今でも数多く見られます。そんなまどマギの視聴者はどのような考察をしているのか、いくつかのポイントをピックアップしてみていくことにしましょう。

 

 

アニメ 魔法少女まどか☆マギカ(まどマギ)考察!①ワルプルギスの夜について

 

 

1つ目の考察は、ワルプルギスの夜についてです。ワルプルギスの夜は、まどマギの物語において重要な役割を担っています。

 

ワルプルギスの夜の元ネタは何か、なぜワルプルギスの夜は最強と言われているのかという点について考察していきます。

 

ワルプルギスの夜の元ネタとは?

 

ワルプルギスの夜の元ネタは、北欧で行われている魔女行事だと考えられています。その行事の名前が、ワルプルギスの夜あるいはヴァルプルギスの夜と呼ばれているのです。

 

この行事は、4月30日から5月1日にかけて行われている伝統的な行事です。発祥は古代のケルトと言われていて、ケートハブンと呼ばれた前夜祭に魔女がサバトを開いていたという伝承に由来しています。

 

ワルプルギスの夜は、まどマギのアニメ内で魔法少女が絶望した果てになる存在として出てきました。北欧で行われていた行事は、死者を囲い込むためのものだったことから、絶望とか悲しみといったところが共通点だと言えるでしょう。

 

ワルプルギスの夜の強さについて

 

・「舞台装置の魔女」

 

ワルプルギスの夜は、「舞台装置の魔女」と呼ばれています。無力という性質を持ち、世界のすべてを変えるまで世界を回り続けていると言われています。魔法少女には魔女の姿が見えますがそうでない人には見えないので、嵐のような災害が起こっている描写がアニメ内にはあるのです。

 

魔女は基本的に結界内にいますが、ワルプルギスの夜は決壊を必要としない強さを誇っています。その強さは、他の魔女たちを倒してきた暁美ほむらさえ太刀打ちできないほどです。

 

・強さの理由とは?

 

なぜそれほどの強さを持つようになったのかというと、もともとは一人の魔女だったけれど、他の魔女の波動を集め続けたからだと言われています。これは、インタビューで明かされている事実です。

 

ワルプルギスの夜は、次回作の映画である「ワルプルギスの廻天」ではこれまでのストーリーが伏線になる可能性が考えられます。また、重要な役割を担うこと間違いなしでしょう。

 

 

アニメ 魔法少女まどか☆マギカ(まどマギ)考察!②オクタヴィアと人魚姫の関係について

 

 

続いては、人魚の魔女・オクタヴィアに関する考察について解説していきます。人魚姫との関係が深いこの魔女に関する考察もかなり奥が深くなっています。

 

人魚姫との共通点

 

主要な登場人物の一人である美樹さやかが魔女化した姿が、オクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフです。公式魔女図鑑でも人魚の魔女と称されていることから、人魚姫との関係があることは容易に想像できますが、名前以外にも様々な共通点が盛り込まれているのです。

 

人魚姫のキャラクターにさやかの周辺にいる登場人物を当てはめることができます。人魚姫はもちろんさやか、恭介が王子様、志筑仁美が隣の国のお姫様です。

 

人魚姫の童話では、人魚姫が足を得るために声を失いました。そしてまどマギでは、キュウベエと契約して魔法少女になることで恭介の腕を治すことにしたのです。

 

また、人魚姫は王子様が演奏するピアノの音に惹かれて、人間になりたいと望みました。そしてさやかは、恭介のバイオリンが奏でる音色に惹かれたという点も共通しています。

 

他の魔法少女が人魚姫の姉妹という役割を担っている

 

まどマギには、人魚姫の姉妹という役割を担う魔法少女も存在しています。それが佐倉杏子です。

 

杏子が髪飾りを外す描写があるのですが、それが人魚姫を助けるために髪を切る姉の姿に重なります。このシーンの後、魔女になったさやかと共に杏子は命を絶ってしまいます。

 

杏子はさやかのことを救うために必死になったのですが、元の姿に戻ることはありません。それどころか杏子はどんどんボロボロになってしまいます。

 

そして限界だと悟った杏子は、「心配すんなよさやか。独りぼっちは寂しいもんな。いいよ、一緒にいてやるよ。さやか」という言葉を残し、自分自身のソウルジェムを壊します。

 

杏子が魔法少女になった境遇を知っている視聴者にとって、この言葉は非常に重く、涙なしでは見られなかったという人も少なくありません。

 

 

アニメ 魔法少女まどか☆マギカ(まどマギ)考察!③最終話について

 

 

次に、最終話に関する考察についてみていきましょう。最終話では、これまでの物語内に散りばめられた伏線を回収しているため、考察もしがいがあります。

 

キュゥべえの正体とは?

 

最終回で、キュゥべえという名の可愛らしい見た目の小動物的なキャラクターがインキュベーターという宇宙人だということが判明します。

 

キュゥべえが地球へやってきた目的というのは、宇宙の寿命をのばすことでした。希望をもって魔法処女になった女の子が絶望を感じて魔女になる時、莫大なエネルギーが発生すると言われています。

 

そのエネルギーを搾取するために、キュウベエと契約を結んで魔法少女を生み出していたのです。つまりキュウベエにとって魔法少女は、まるで家畜のような存在だと言えるでしょう。

 

アニメの1話では、ほむらによってキュゥべえがボロボロな状態にされています。その描写によって、キュゥべえは弱者であり、助けなければいけない存在だと視聴者に認識させていました。

 

これは、作者が意図的に描いた描写であり、あえてそのようにミスリードさせることが目的だったと考察できます。

 

暁美ほむらの時間と鹿目まどかの強さの関係について

 

・ほむらは時間遡行を繰り返してまどかを救おうとしていた

 

ほむらは、まどマギに登場する魔法少女の中でも屈指の強さを誇っているような描写が各所にあります。しかし、最初から強かったわけではないのです。

 

アニメでは、まどかが保健係であることを転校したばかりなのに知っていたり、保健室の位置を知っていたりといった描写がありました。これが不自然だと感じた人もいるでしょう。

 

その理由は、ほむらが時間遡行を繰り返していたからなのです。どの時間軸でもほむらはまどかを助けることができず、何回も時間を巻き戻していきました。

 

そのため、ほむらはまどかのことを良く知っているけど、まどかはほむらについてほとんど知らないという状態になってしまいます。そのような状況にほむらは苦しんでいました。

 

そのような状況の中でまどかに対して冷たい態度を採ることもありましたが、キュウベエから逆効果だと告げられるのです。なぜなら、魔法少女や魔女の資質というのは、これまでに背負った因果の量で決まるからです。

 

どこにでもいる女子高生が、とても強力な魔法少女の才能を持つとは考えにくいです。しかし、ほむらの時間遡行によって、まどかの因果率は膨大なものになってしまいました。

 

・「まどかが幸せになれる世界」という強い思い

 

ほむらが魔法少女になって得た力は、時間停止やタイムリープといったものになります。この力を使って、まどかが幸せになれる世界を手に入れようとしていました。

 

しかしそれはうまくいくことがなく、最終回ではワルプルギスの夜に敗れて、ソウルジェムは濁ってしまいました。そして、黒い翼が生えている描写もあります。

 

この描写は、ほむらの穢れがもう限界まで溜まっていることを表していると考えられます。また、まどかの「がんばって」という声が聞こえたのは、最終回後に円環の理に導かれたのではないかという考察にもつながっていきます。

 

 

アニメ 魔法少女まどか☆マギカ(まどマギ)考察!④映画・叛逆の物語について

 

最後に、叛逆の物語に関する考察についてみていきましょう。

 

悪魔ほむらについて

 

・どうしてほむらは悪魔になったのか

 

ほむらは、叛逆の物語の中で悪魔ほむらと呼ばれる存在になります。穢れが溜まってしまったことにより、魔女化する寸前の姿になってしまいました。そして、インキュベーターによって不完全に魔女化してしまったのです。

 

そうなった場合、魔女化してインキュベーターの思惑通りになるというケースがこれまでの魔法少女でした。しかしほむらのソウルジェムが穢れてしまったのは、呪いによるものではなかったため、新しい概念を生み出すことになったのです。

 

悪魔ほむらは、世界改変を起こし、人間のまどかを取り戻すことになります。その後、円環の力を奪い取って世界改変を行った後の空間で「悪魔」と自称しました。

 

・童話がモチーフになっている

 

ほむらが魔女化するとホムリリィ(くるみ割り人形の魔女)になります。くるみ割り人形の魔女という名前からも分かるように、使い魔にはブリキの兵隊や虫歯の騎兵、歯の使い魔などチャイコフスキーのバレエ『くるみ割り人形』やその原作である『くるみ割り人形とねずみの王子』を意識している要素が盛り込まれているのです。

 

それだけではなく、白鳥の湖的な要素も盛り込まれています。白鳥の湖では1人のバレリーナが白鳥と黒鳥を演じますが、叛逆の物語ではまどかが白鳥、ほむらが黒鳥という役割を担っています。バレエのシーンの中には愛の力で悪魔を追い払うという描写がありますが、それはまどかとほむらが魔法の弓でキュゥべえを倒すシーンと重ねることができるのです。

 

ケーキの歌について

 

・ケーキの歌とは?

 

ケーキの歌は、劇場版・叛逆の物語でまどかたちが歌っていた歌です。ラズベリーやリンゴ、チーズ、かぼちゃ、メロンをそれぞれのキャラクターに合わせた歌詞になっています。

 

ただしこれは、ほむらがつくった結界の中で歌われているものなので、あくまでもほむらから見たイメージということになるでしょう。

 

・それぞれの理由

 

ラズベリーはさやかです。花言葉に嫉妬という言葉あることから、恭介への恋に破れ、魔女化して恋慕という性質を持つ魔女になったさやかにぴったりだと言えるでしょう。

 

リンゴは、杏子です。リンゴには後悔という意味があるため、自分が祈ったことに対する後悔を意味していると考えられます。

 

チーズは、マミさんです。マミさんはご存知の通りお菓子の魔女・シャルロッテに食べられてしまいました。シャルロッテの元となっている魔法少女は、「1つきりのチーズ」を願ってキュゥべえと契約しています。契約によって1つきりのチーズは手に入れることはできましたが、その後魔法でたくさんのお菓子は出せても大好物のチーズを出すことはできなくなってしまったのです。

 

シャルロッテはアニメの第3話でマミさんによって倒されかけました。しかし、実は倒されておらず、大好きなチーズにそっくりな色をしたマミさんを食べてしまったのです。これが、マミさん=チーズケーキというイメージにつながっています。

 

かぼちゃは、ほむらです。元来のどんくささからかぼちゃだと言われることもあります。しかし、カボチャの花言葉に広いとか大きいという意味があることを知ると、まどかへの愛の大きさを示していると考えることもできるでしょう。

 

メロンは、まどかです。メロンというと高級品なのでなかなか手を出すことができません。そのため、ほむらからはとても遠い存在のようにみえていることから、メロン=まどかとなったと考察できます。

 

まどマギの伏線や考察に関するまとめ

 

魔法少女まどか☆マギカは、可愛らしいキャラクターやタイトルとは裏腹なストーリーとなっています。奥が深いので、考察班もあらゆる考察を行っているアニメです。

 

新作映画・ワルプルギスの廻天に関する情報も少しずつ発表されています。そのため、まどマギファンはその動向から目が離せないでしょう。映画に向けてアニメを動画配信サービスで1話からおさらいしてみるのもおすすめです。

 

 

※本ページの情報は2021年6月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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