■ 未設定MIME-TYPEの設定 |
設定には .htaccess というファイル名の単純なテキストファイルを使用します。これをpublic_html 以下のディレクトリに置くことによって、.htaccess に設定した内容が反映されます。ファイルを置いた瞬間から設定が有効になります。
具体的な作業としては、.htaccess というファイル名で設定を記述したテキストファイルを作り、FTPクライアントを用いてアップロードすることになります。ページを作ってFTPでアップロードするのと同じ操作です。
なお、FTP転送にはASCIIモード(FTPクライアントによってはテキストモード)で行ってください。自動認識やバイナリ、RAWモードで転送した場合、設定ファイルを認識しません。
お使いのOSがもし .htaccess というファイル名を作れない場合は、とりあえず何か他の適当な名前でファイル作成、アップロードします。その後FTPクライアントの機能でそのファイルを .htaccess とリネームしてください。 |
設定の有効範囲 |
設定は .htaccess を置いたディレクトリ以下で有効になります。
public_html にさらにディレクトリを作り、そこに .htaccess ファイルをおいた場合、設定が有効になるのはそのディレクトリより下であり、public_html 直下や、その他のディレクトリには設定の影響は及びません。 |
mime-type の設定 |
AddType (mime-type) (suffix)
(mime-type) のところには設定したい mime-type を記入します。
(suffix) のところには mime-type を設定したいファイルの拡張子を記入します。
[例]*.lzh というファイルに application/octet-stream
という mime-type を割り当てたい場合
▼ |
AddType application/octet-stream lzh |
|
|
このような1行を .htaccess ファイルに追加します。たいていのブラウザでは、application/octet-stream はセーブするかどうか聞いてくる動作をしますので、ダウンロードなどをさせたい場合はこのmime-typeを設定します。
この行は複数行記述でき、mime-typeを複数設定できます。.htaccess ファイル中の位置なども関係ありません。ただし、同じ拡張子に設定した場合、後ろの行にあるものが上書きされます。
最終行の改行は絶対に忘れないでください。改行をしないでファイルを作成すると設定は有効になりません。 |
著名なmime-typeの設定例 |
スタンダードMIDIファイル |
AddType audio/midi mid
AddType audio/x-midi mid |
Shockwave Director データファイル |
Addtype application/x-director dcr
Addtype application/x-director dir
Addtype application/x-director dxr
Addtype application/x-director fgd |
Shockwave Flash データファイル |
AddType application/x-futuresplash spl
AddType application/x-shockwave-flash swf |
Shockwave Freehand データファイル |
AddType image/x-freehand fhc
AddType image/x-freehand fh4
AddType image/x-freehand fh5
AddType image/x-freehand fh |
HDML |
AddType text/x-hdml;charset=Shift_JIS hdml
AddType image/bmp bmp |
XML |
AddType text/xml;charset=ISO-2022-JP xml |
|
必要なファイルタイプがありましたら.htaccessに書き写してください。
その際、必ず最後に改行するようご注意ください。 |
|
■ FTPソフトで .htaccess ファイルが表示できない場合、FTPソフトの設定を変更する必要があります。代表的なFTPクライアントの設定については、以下のページをご確認ください。
・FFFTP での設定変更
・Fetch 4.0.3での設定変更 |