【ネタバレあり】7番房の奇跡はどんな作品?作品概要や実話について調査!

エンタミート編集部

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「7番房の奇跡」は、2013年に韓国で公開された映画です。刑務所の中にあるで描かれる人間の心の温かさが感じられる作品で、韓国での観客動員数は1,281万人以上を記録しただけでなく、歴代8位という結果を残しました。


第50回大鐘賞では、主演男優賞をはじめとするして脚本賞、最優秀企画賞や特別賞を受賞しています。この記事では、韓国中を笑いと涙で巻き込んだ「7番房の奇跡」のあらすじをネタバレ含めて紹介していきます。


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目次

韓国で大人気の「7番房の奇跡」のキャストを紹介!


第21回大韓民国文化芸能大賞で映画部門大賞を受賞した「7番房の奇跡」は、言わずもがな多くの人に愛された作品です。ここでは、「7番房の奇跡」に出演したキャストから紹介していきます。


イ・ヨング(リュ・スンリョン)


イェスンの父親であるイ・ヨングは、娘と一緒に暮らしています。知的障害を抱えており、知的年齢は6歳ですが、愛する娘と一緒に貧しくても楽しい生活を送っていました。


イ・ヨング役を演じているのは、リュ・スンリョンです。知的年齢が6歳という難しい役を演じたリュ・スンリョンは、2013年の大鐘賞で最優秀主演男優賞や、ペクサン芸術大賞では最優秀観客主演も受賞しています。


イェスン(幼少期/カル・ソウォン、大人/パク・シネ) 


 イェスンは実年齢6歳ながらしっかり者。母親がいなくても父・ヨングと二人三脚で楽しく生活しています。


6歳のイェスンを演じたのがカル・ソウォンです。とても愛らしくてかわいい笑顔が特徴的です。2013年には大鐘賞の審査員特別賞を受賞しています。


大人になったイェスンを演じたのは、パク・シネです。2003年にチェ・ジウの子供時代を演じて以降、日本でもリメイクされた「美男ですね」などに出演しています。


ヤンホ(オ・ダルス)


7番房の中にいる個性豊かな受刑者の1人がヤンホです。元暴力団員であり、房長を務めています。刑務所内では、兄貴と慕われているほど人望があって仲間思いの人物です。


ヤンホを演じたのは、オ・ダルスです。2002年のデビュー以降、多くの作品に出演し、2007年には第15回春史大賞映画祭において助演男優賞を受賞しています。


チェ・チュノ(パク・ウォンサン)


7番房の中にいるチェ・チュノは、元詐欺師の受刑者です。ヤンホの右腕として活躍しますが、おっちょこちょいな部分があって憎めない人物です。


チェ・チュノを演じたのは、パク・ウォンサンです。2000年以降映画やドラマを中心に活躍している人物で、名バイプレーヤーとしても知られています。


マンボム(キム・ジョンテ)


配偶者以外の人と関係を持った罪で受刑しているマンボムは、ヤンホに読み書きを教える際には強気になってしまう人物です。7番房の中で秘密にしなければならないことがあると、マンボムが見張り役として頑張ってくれます。


マンボム役を演じたのは、キム・ジョンテです。2006年から現在の芸名となり、「1泊2日」の出演以降知名度を上げてきました。


ボンシク(チョン・マンシク)


7番房にいるボンシクは、スリの罪で捕まった受刑者です。自分の子どもが誕生したばかりで家族に会えないことを悲しんでいましたが、イェスンがクラスメイトから借りた携帯を差し出してくれたおかげで赤ちゃんと妻の声を聞くことができました。


ボンシクを演じたのは、チョン・マンシクです。舞台出身の俳優で、名バイプレーヤーとしても人気があり、出演すると物語のスパイス的な存在になってくれる人物です。


ソじいさん(キム・ギチョン)


 元当たり屋として活躍していたのが、ソじいさんです。当たり屋には見えないくらいとても穏やかな人物です。


演じたのはキム・ギチョン。存在感のある演技が好評のベテラン俳優です。


刑務所課長(チョン・ジニョン)


刑務所の課長であり、イェスンの義父になる人物です。刑務所内で火災が起こった時、イ・ヨングに助けてもらったことで一命を取り留めました。


イ・ヨングは本当に犯罪者かと疑問を抱くようになっていき、イェスンを隠れて7番房に連れていくようになります。


この役を演じたのは、チョン・ジニョン。

チョン・ジニョンは、2007年の『思いっきりハイキック! 』出演後に着々と人気を集め、今では韓国ドラマに欠かせない人物となりました。

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「7番房の奇跡」はどんな作品?あらすじをネタバレありで紹介!


次に「7番房の奇跡」がどんな作品なのか、あらすじをネタバレありで紹介していきます。


「7番房の奇跡」は、知的年齢が6歳の父・ヨングとその幼い娘・イェスンに起こる物語です。父親のヨングは、娘の小学校入学のお祝いにイェスンが好きなキャラクター、セーラームーンが描かれたランドセルを買うために仕事を頑張っていました。


2人でショーウインドウからランドセルを見ていると、目の前で最後の1個が売れてしまいます。慌てて店の中に入っていくと、そのランドセルを購入したのは警察庁長の娘ジヨンでした。


翌日、ヨングが働いているスーパーの駐車場で誘導員をしていたところ、昨日のセーラームーンのランドセルを買ったジヨンに会います。ジヨンも昨日、ヨングやイェスンがセーラームーンのランドセルを欲しがっていたことを覚えていたのです。


ヨングはが休憩中に給料を数えていたところにジヨンが来て、「別の店でもセーラームーンのランドセルを売っている」と教えてくれました。そして、その店まで案内してくれるというので、ヨングはジヨンと一緒に行くことにしたのです。


その日は気温がマイナスでとても寒い日でした。一緒に歩いていたところ、ジヨンが凍った道で滑って転んでしまったのです。


その上、転んだ時にレンガがジヨンの頭に落下して頭から血を流して気を失ってしまいました。ヨングは血を流して倒れたジヨンを助けるために人工呼吸をしたり、血流を止めないように腰のファスナー部分を緩めたりしようと必死です。


その瞬間、ちょうど通りかかった女性がヨングの行動を見て殺したと勘違いしてしまい、警察に通報されて逮捕されました。もちろん、ヨングは何もしていません。


しかし、警察にはジヨンを助けるため行動がすべて性的暴行のように仕立てられてしまいます。そして、相手が警察庁長の娘ということもあり、刑務所に入れられてしまったのです。


7番房に入れられたヨングは、部屋の受刑者から罪状を読み上げられ、極悪人として暴行を受けてしまいます。さらに娘のイェスンに会えなくなり、辛い毎日となりました。


ヨングは警察署内で唯一の自由時間になると、グラウンドで地面を触りながら周囲の様子を見ていました。そこでは様々なグループがあり、7番房の房長は刑務所内の作業で作るサッカーボールの中に外部で物を詰めてもらい、それを刑務所内部の人間に売っていました。


その様子を見ていた敵対グループは面白くなさそうにしています。その時、房長が何者かに刃物のようなもので刺されそうになりますが、様子を見ていたヨングがとっさにかばったことで房長は助けられました。


房長はヨングの行動に感動し、感謝の気持ちとして欲しいものがあれば言って欲しいと言いました。ヨングが答えたのは、娘イェスンの名前でした。


イェスンは、キリスト教の保育園に引き取られていたため、刑務所の慰問にも訪れていました。そして、舞台に出たイェスンをパンの段ボールに隠してヨングと会わせることに成功したのです。


久しぶりの再会に、2人共大泣きして喜びました。しかし、一緒に来ていた牧師が倒れてしまったため、約束の時間が30分だけになってしまいます。


「約束が違う」とダダをこねるイェスンでしたが、何とか説得して段ボールを戻そうとします。しかし、バスに乗り遅れてしまったため、しばらくの間7番房で一緒に過ごすことにしました。


次第に7番房に慣れて楽しく過ごすイェスンを見て、受刑者達も楽しく過ごすようになっていきました。しかし、ずっと7番房で過ごす訳にはいきません。


次回、牧師が慰問に訪れるタイミングで外へ出そうと計画を立てるのですが、巡回が入ってしまい、刑務所の課長にイェスンのことが見つかってしまいました。ヨングは課長に殴られ、懲罰房行きにされてしまいます。


房内はすべて調査が行われましたが、その夜、火事になる大騒ぎが起こってしまいました。ヨングも懲罰房から脱出することができましたが、途中で火をつけた男をもみ合う課長を見つけます。


倒れている課長をそのままにできず、ヨングは助けることにしました。煙を吸ったものの意識の戻った課長は、医師からヨングがいて助かったことを知らされます。


ヨングも煙を吸ってボロボロになっていましたが、課長を助けるために自分を犠牲にしてしたのです。医師は軽い口調で課長に「ヨングは本当に誘拐犯なのか、誘拐された方じゃないのか」と笑って言いました。


結局イェスンは、学校に戻されて先生からも全部話して欲しいと言われました。しかし、イェスンは先生に身分証明書を持っているかを聞き、保護者面談をするように求めてきました。


イェスンの言う通りに連れられてきた先生は、刑務所に来たことに驚いている様子でした。イェスンはヨングに会えたことが嬉しくてたくさん話しているものの、時間が来て引き離されてしまいました。その様子を課長がずっと見ています。


ある日、イェスンは食事ができなくなって入院してしまいます。課長は様子を見て、何か感じている表情を浮かべていました。


そして、警察署を訪ねてヨングの事件に関する資料を見せてほしいと頼みました。事件の内容を聞いてみると、亡くなったのは警察庁長の娘であり、1週間で事件を解決するようにと書かれていたのです。さらにヨングの字を見て、「本当に本人が書いた供述調書の字なのか?」と疑問に思いました。


7番房には餅の差し入れだと言い、箱にイェスンが入ってきました。イェスンはすっかり7番房のアイドルであり、房長に字を教えていました。


さらに、7番房の受刑者がヨングは人殺しではないのに刑務所にいることに気が付き、ヨングを無罪にするための公判の準備を行います。当時の様子や救命処置の順序を答えていたヨングですが、当日になって控室に警察庁長が現れたのです。


庁長はヨングに暴行をはじめ、さらに 「お前が死ねばイェスンには何もしない」と脅してきました。ヨングは唖然としますが、公判でイェスンを守るために罪を認めてしまいます。イェスンは泣きじゃくり、課長も心神喪失を訴えてくれたものの、弁護士からの弁解もなく死刑が決まったのです。


刑務所に戻った後、イェスンは課長の家で過ごしていました。7番房ではヨングを死なせるわけにいかないと計画を立てましたが、無情にも死刑執行日はすぐに決まってしまいます。


刑務所には、合唱の練習のために子どもがきていて、その中にイェスンも入っていました。合唱当日、舞台から子どもが降りてきて受刑者や刑務官の手を取って歌いながら出口へ向かいます。


7番房の受刑者はこっそり気球を作り、ヨングとイェスンを乗せて逃がそうとします。しかし、刑務所を取り囲む有刺鉄線に引っかかり、気球は壁を超えられませんでした。


頭を抱えながらも気球の上でヨングとイェスンは夕陽を眺めていて、その姿を受刑者達も見ていました。


ヨングの死刑執行日12月23日は、イェスンの誕生日です。当日を迎え、7番房ではパーティーをすることにしました。イェスンには欲しがっていたセーラームーンのランドセルを送り、最後のお別れにヨングは「さよなら、ありがとう」と伝えました。


ヨングはランドセルを背負うイェスンと手をつなぎます。ヨングの背中には、7番房の受刑者からの寄せ書きが書かれていました。


ヨングはイェスンにこれからいいところに行ってくると伝え、「メリークリスマス」と言葉を交わして別れ、イェスンは課長に連れて行かれます。


イェスンはここにいてほしいと泣きました。最後の最後、イェスンを抱きしめて謝るヨングの「助けてください」という声だけが刑務所内に響き渡ったのです。


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気になるラストは?罪はどうなる?


その後、イェスンは課長が養子として迎えてヨングの代わりに育てることになりました。大人になったイェスンは弁護士となり、死刑になったヨングの無実を証明するために戦います。


ヨングの無実を証明するために、7番房の受刑者も証言者になって協力してくれました。正式な裁判ではなく模擬裁判という形でしたが、イェスンは無実を証明していきます。


これまでに裁判官からイェスンを盾にヨングを脅していたことを明かされ、嘘の申告があったことも判明しました。これにより、ヨングは“無罪”という判決になったのです。


この判決を聞いた7番房のみんなは喜び合います。イェスンの手元には、死刑当日に課長が破って捨てたはずの調書がテープで直されていました。


イェスンは刑務所の外にいき、当時ヨングと気球に乗ったことを思い出して涙するのでした。


イェスンの母親は?作品に出てくる?


「7番房の奇跡」で最後までわからなかったのが、ヨングの妻でありイェスンの母親の存在です。本来であれば、ヨングが刑務所に入っている際に、母親が世話をすることとなるでしょう。


しかし、「7番房の奇跡」では最後までイェスンの母親の存在は明らかになっていません。そのため、誰なのかさえもわからないまま結末を迎えています。


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個性のある囚人達を紹介


「7番房の奇跡」の名脇役として欠かせないのが、個性的な受刑者たち。元暴力団のヤンホ、詐欺師のチュノ、夫婦でスリをしていたボンシク、配偶者以外の人と性的関係を持ったマンボム、当たり屋のソじいさんです。


彼らはもともと仲が良くありませんでした。しかし、ヨングの優しさがみんなを1つにしてくれたと考えられます。


だからこそ、彼らはヨングとイェスンを助けてあげたいと感じたのではないでしょうか。


カル・ソウォンが可愛すぎる!現在の姿は?


イェスンを演じたカル・ソウォンは、作品中でも可愛らしくて明るい性格でした。映画デビュー作にも関わらず、愛らしくて素晴らしい演技だと高評価でしたが、現在はどのような活動をしているのでしょうか?



現在高校生になったカル・ソウォンの最新情報です。JTBC新土日ドラマに出演予定であることがわかります。


幼い頃のかわいい面影は残しつつ、大人っぽさが加わってますます魅力的です。本作を気に入った方は今後もカル・ソウォンの出演作をチェックしてみてください。


「7番房の奇跡」は日本の事件が実話!?


韓国で話題となった映画「7番房の奇跡」ですが、実は日本で起こった事件がモチーフになっていると話題になりました。本当に日本でも同じような事件があったのでしょうか?


2014年、日本で「7番房の奇跡」が公開された際にはあまり大きな話題にはなりませんでした。次第に注目されていくようになったのは、元となった実話が関連している可能性があります。


しかし、この「7番房の奇跡」の物語は日本で起こった事件ではなく、韓国で1972年にあった事件をモチーフとしているようです。このことは、脚本家からの発言でわかっています。


1972年に韓国の春川で起こった事件で、当時9歳の女の子が殺害されました。この少女は、警察派出所の所長の娘で性的暴行の後に殺害されたものでした。


この事件の容疑者とされたのが、マンガ喫茶のオーナーであったチョン氏。警察は、所長の娘が最後にマンガ喫茶に立ち寄ったこと、隣人の女性がチョン氏のパンツに血が付いていたこと、マンガ喫茶の従業員の女性から「殺人現場に落ちていたくしはチョン氏に貸したもの」と証言があったからです。


さらに死体の第一発見者から、現場にあった水色の色鉛筆がチョン氏の息子の持ち物だったこともチョン氏が犯人となった理由のようです。他にもくしを貸した女性従業員はチョン氏から性的暴行を受けたと証言しただけでなく、他の14歳の女性従業員からも同じ声があがったのです。


チョン氏は犯行を認めますが、取り調べの時に自白強要の拷問を受けたことを主張したものの聞き入れてもらえませんでした。さらにチョン氏の弁護士が捜査記録を調べた結果、死体が発見された日の地図に被疑者として既にチョン氏の名前が記載されていて、犯人だと勝手に決められていたのです。


この内容から、弁護士が意図的に操作された可能性の高さを指摘しますが、結果的に15年間の服役となってしまいます。出所後も諦めきれなかったチョン氏は、明らかになった事実を手に再審請求をします。


そこで嘘の証言を求められていたこと、拷問の事実などから2011年に無罪を勝ち取ることができました。


「7番房の奇跡」はトルコ版もある!違いは?


「7番房の奇跡」は韓国映画ですが、トルコではリメイク版が発表されています。ここでは、トルコ版と韓国版の違いについて解説していきます。

家族の説明がある


「7番房の奇跡」の家族について、韓国版では母親の存在は一切明らかにされていません。トルコ版では、受刑者に結婚生活について質問された際に、きちんと内容を答えています。


しかし、イマイチ話が噛み合わない部分も描かれているため、血のつながった親子ではない可能性も考えられます。家族の関係に血のつながりは関係ないとも読み取れる部分です。


事件に向き合っている


「7番房の奇跡」の韓国版では憶測で死について描かれている部分があるものの、トルコ版では崖からの転落シーンがあり、事故であって冤罪であるということもはっきりわかります。


結末も違う!?

韓国版、トルコ版の「7番房の奇跡」で最も違う部分は結末です。これは国による死刑執行の考え方によって違うのかもしれませんが、1997年以降韓国では死刑執行が行われていません。


また、トルコでは2020年に死刑執行の一時停止決議案が出されたそうです。そのため、冤罪で死刑が執行されてしまえば取り返しがつきません。


このような背景を考慮してなのか、トルコ版では生きる意欲を失った男性が身代わりとなり、奇跡的に脱出できたという内容になっています。タイトル通りの結末がトルコ版では見られるようです。


まとめ


今回は「7番房の奇跡」をネタバレありでご紹介してきました。涙なしでは見られない作品でありながら、イェスンの笑顔に癒されるシーンもあります。


また、トルコ版は韓国版と違い、少しインド映画のような陽気さを感じるシーンも含まれています。この作品は現在、動画配信サイトでの配信が決まっていません。気になる人は、今後の情報をチェックしてみてください。


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※本ページの情報は202211月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

執筆
エンタミート編集部

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