超過激なスパイアクション!映画『キングスマン』をネタバレあり徹底解説

おさとう

更新日:

スパイ映画」は、いつの時代も多くの映画ファンから愛されてきました。


痛快なアクションシーンや、謎解きや駆け引き、個性的でどこか憎めない悪役、作中に登場するハイテクなスパイガジェットの数々、それら「スパイ映画」の魅力が全て楽しめる映画が『キングスマン』です。


「キングスマン」シリーズは、シリーズ1作目の『キングスマン』とその続編となる『キングスマン:ゴールデン・サークル』を合わせた全世界興行収入が、900億円を超える大人気シリーズです。


シリーズ3作目にあたる最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』が、2021年12月24日に公開され、日本でも話題になっています。


そこで今回は、シリーズ1作目『キングスマン』を見た人が気になるシーンをネタバレありで徹底解説していきます!


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目次

映画『キングスマン』概要



作品名:キングスマン

公開日:2015年9月11日

原作:マーク・ミラー「キングスマン:ザ・シークレット・サービス」

監督・脚本: マシュー・ヴォーン/ジェーン・ゴールドマン

主演:コリン・ファース/タロン・エガートン

上映時間:129分


映画『キングスマン』は、2015年9月に公開されたスパイアクション映画です。


『キック・アス』『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』などを手掛けたマシュー・ヴォーンが監督を務めています。


どこの国にも属さない諜報機関「キングスマン」のエージェントたちが、前代未聞の世界の危機に立ち向かう物語で、過激でありながらスタイリッシュに表現されたアクションシーンが見どころです。


【ネタバレなし】『キングスマン』あらすじ


「ロンドンに店を構える高級テーラー「キングスマン」。その店の奥にはどの国にも属さない秘密スパイ組織「キングスマン」のアジトがありました。「キングスマン」のエージェントであるハリーは、何者かに惨殺されたエージェント“ランスロット”の代わりを探していた。


貧しい生活を送っていた不良青年エグジーは、あることがきっかけでハリーと出会う。かつてエグジーの父は「キングスマン」候補生として訓練に参加しており、その時ハリーを庇って死亡していた。ハリーは命の恩人の子どもであるエグジーを、「キングスマン」候補生としてスカウトする。そうしてエグジーは「キングスマン」になるための過酷な試験に参加することになった。


一方ハリーは、“ランスロット”殺害の一件を調べていた。調査を進めるなかで明らかになった天才IT大富豪ヴァレンタインの恐ろしい計画を阻止するため、ハリーは教会へと向かうのだった。


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映画『キングスマン』登場人物/キャスト


『キングスマン』に登場する主要な人物をと演じるキャストをご紹介します。


ハリー・ハート(コリン・ファース)



イギリスの独立諜報機関「キングスマン」のベテランエージェントで、コードネームは“ガラハット”。かつて、任務中にエージェント候補生だったエグジーの父リー・アンウィンに命を助けられた恩があり、エグジーを「キングスマン」の候補生としてスカウトする。


ハリーを演じるのは、名優コリン・ファースです。

コリン・ファースは、『英国王のスピーチ』イギリス国王ジョージ6世を演じ、第83回アカデミー主演男優賞や、第68回ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞している実力派俳優です。


エグジー(タロン・エガートン)



労働者階級の不良青年。粗暴な振る舞いが目立つが、優しい心の持ち主である。

IQが高く、小学生の時には優秀な成績を収めている。また運動能力にも優れていて、体操の大会では少年部門で2連覇を成し遂げている。海兵隊に入隊したが、母親が心配することを理由に除隊している。

除隊後はだらしない生活を送っていたが、ハリーにスカウトされ「キングスマン」の候補生として試験に臨むことになる。


エグジーを演じるのは、本作が初めての映画出演となった新人タロン・エガートン

『キングスマン』で知名度が上がり、2019年には映画『ロケットマン』で主演を務め、第77回ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞しています。


リッチモンド・ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)



IT事業で成功し巨万の富を得た世界的大富豪。環境問題に関心を寄せている。

地球にとって人間はウイルスだと考え、地球を救うために増えすぎた人口を減らす大規模な計画をしている。著名人失踪事件の首謀者である。


悪役ヴァレンタインを演じるのは、俳優のサミュエル・L・ジャクソン

ジョージ・ルーカスが監督した『スター・ウォーズ』新3部作では、メイス・ウィンドゥを演じています。


2011年には、史上最高の興行収入を上げた俳優としてギネス記録を達成しています。


ガゼル(ソフィア・ブテラ)



ヴァレンタインの側近で、両足が義足の殺し屋。

非常に高い戦闘能力を持っており、義足に仕込んだ鋭利なブレードを使って戦う。


ガゼルを演じるのは、世界的ダンサーとして映画やテレビ、CMで活躍しているソフィア・ブテラ「ナイキ」のブランド・アンバサダーに起用されています。

女優業では、『スター・トレック ビヨンド』のジェイラを演じています。


マーリン(マーク・ストロング)



「キングスマン」候補生の指導教官。また、エージェントの戦略サポート係も務める。

飛行機の運転や、システムのハッキングなど多彩なスキルを持っている。


マーリンを演じるのは、イギリス国内の映画やテレビで活躍するカリスマ俳優マーク・ストロングです。シェイクスピア劇『十二夜』でローレンス・オリヴィエ賞にノミネートとされた他、近年では『シャーロック・ホームズ』『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』などの作品に出演しています。


ロキシー(ソフィー・クックソン)



「キングスマン」候補生の1人。他の候補生が労働者階級のエグジーを見下す中で、ロキシーはエグジーにも分け隔てなく接している。訓練の成績もエグジーと並んでトップクラスである。


ソフィー・クックソンは『キングスマン』でロキシーを演じたことで知名度を上げました。

2017年には『死霊院』というホラー映画で主演を務めています。


アーサー(マイケル・ケイン)



本名はチェスター・キング。

「キングスマン」のトップとして本部でエージェントの活躍を見守っている。特権意識が強く、「キングスマン」には上流階級出身者が相応しいと考えている。労働者階級に嫌悪感を抱いており、エグジーの父のこともよく思っていなかった。


アーサーを演じるのは、映画史に残る名俳優マイケル・ケイン。1966年公開の映画『アルフィー』で、アルフィー・エルキンス役を演じアカデミー主演男優賞候補となったことで、全世界でブレイクしました。

近年ではクリストファー・ノーラン監督作『ダークナイト・トリロジー』に出演しています。


 ティルデ王女( ハンナ・アルストロム)



スウェーデン王女。ヴァレンタインの計画に反対したことが理由で、彼のアジトに監禁されてしまう。


ハンナ・アルストロムは、スウェーデンの女優です。5歳から芸能活動を始め、『キングスマン』に出演したことで注目されるようになりました。

続編の『キングスマン:ゴールデン・サークル』にも、ティルデ王女の役で出演しています。


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映画『キングスマン』気になるあのシーンをネタバレ解説!



ここまで映画『キングスマン』の内容をネタバレありで振り返ってきました。ここからは映画を見た人が特に気になるポイントを解説していきます。


『キングスマン』についてもっと知りたいという方はぜひ読んでみてください。


【ネタバレ】アーサーはなぜ裏切った?


「キングスマン」の代表・アーサーが裏切り、エグジーを毒入りのブランデーで殺そうとした際に驚いた方もいたのではないでしょうか。


なぜアーサーは、ヴァレンタインの「地球にとってウイルスである人間を減らす」という計画に賛同し、「キングスマン」を裏切ったのでしょうか。


アーサーの裏切りは、階級意識と選民思想によるものだったと考えられます


階級意識とは、身分や地位などによって人を区別する考え方です。階級が違えば服装や生活習慣、言葉づかいまでもが異なります。そうして階級の違いを明確にすることで、お互いに関わり合うことを避けているのです。


法的な制度こそなくなりましたが、現代のイギリスでも階級意識は根強く残っています。


アーサーは階級意識を持っており、特権階級こそ「キングスマン」のエージェントに相応しいと考えていました。なのでエグジーやエグジーの父のことに対して、あまりよく思っていませんでした。


物語の序盤、アーサーは殺されたランスロットの代わりを見つけるよう「キングスマン」たちに指示します。このときアーサーはハリーに対して「前回よりいい候補者を選べ」と言います。これは17年前にハリーを庇って死んだエグジーの父のことを言っています。


続けてアーサーは「君の“実験”は失敗したんだ」と言います。


アーサーはなぜエグジーの父のことを“実験”と言ったのでしょうか。その答えのヒントは、作中でエグジーが口にした『マイ・フェア・レディ』という映画にあります。


映画『マイ・フェア・レディ』は、下町育ちで訛りのひどい主人公イライザが、言語学者のヒギンズ教授に上流階級の話し方を教わり上品なレディになるまでを描いた作品です。ヒギンズ教授は友人のピッカリング大佐と賭けをします。その賭けは「『下流階級のイライザのコックニー訛り(ロンドンの労働者階級の訛り)を直す』という“実験”が成功するかどうか」というものでした。


アーサーは『マイ・フェア・レディ』になぞらえて、17年前にハリーがエグジーの父を「キングスマン」の候補生として連れてきたことを“実験”と言ったのです。


そしてこの『マイ・フェア・レディ』こそが、アーサーがなぜ「キングスマン」を裏切りヴァレンタインに寝返ったのかを明らかにするヒントになります。


『マイ・フェア・レディ』の物語は、『キングスマン』に重なるところがあります。労働者階級のエグジーが、「キングスマン」になるために訓練を受け、スーツの似合う紳士へとなっていく過程は、まるでイライザのようです。


しかし、作中にイライザがもう1人いたことが分かるシーンがあります。それは、アーサーがエグジーに毒入りのブランデーを飲ませて殺そうとするシーンです。エグジーの機転により、毒入りのブランデーを飲んでしまったアーサーは、エグジーを「この薄汚い腐りきった屑め」と罵ります。


英語では「You dirty little fucking…prick.」と言っています。


この時のアーサーの英語の発音は、『マイ・フェア・レディ』のイライザと同じ「コックニー訛り」です。このことから、アーサーは元は上流階級出身の人間ではないことが分かりました。


アーサーは、階級意識へのコンプレックスを持ち続けた結果、ある種の同族嫌悪のように労働者階級を嫌うようになったのだと思います。そしてそのコンプレックスが「選ばれた人間、優れた人間のみが生き残る」というヴァレンタインの選民思想に感化され、計画に賛同することになったのです。


【ネタバレ】ハリーは生きてた?!


※続編『キングスマン:ゴールデン・サークル』のネタバレを含みます。


作中ハリーは、ヴァレンタインのSIMカードの影響で暴走し教会にいた人を皆殺しにして、朦朧としながら教会を出たところで、ヴァレンタインに頭を銃で撃ちぬかれてしまいました。


物語はいよいよクライマックス!というタイミングで、ハリーが死んでしまう。これには映画を見ていた方も驚いたのではないでしょうか。


実際、ハリーを演じたコリン・ファースも脚本を読んで、あまりに早い段階でハリーが撃たれるので驚いたとインタビューで言っています。


しかし、映画を見ていて気になったことがあります。それは、ハリーの死体がはっきりと映らなかったことです。


真っ二つにされたランスロット、首が破裂したアーノルド教授、腕を切り落とされ頭を串刺しにされたティルデ王女の護衛、教会で殺し合った人々、作中で死んでいった登場人物は皆、そのグロテスクな死に方をカメラに映されて死んでいきました。


しかし、ハリーの死体が映されたのは、遠くから捕らえた映像のみでした。その後もエグジーがハリーの死体を前に悲しむシーンなどはなく、映画が終わるまでハリーの姿が映ることはありませんでした。


ここに違和感を覚え「ハリーは本当に死んだのか?」と疑問を抱いた方も多いのではないでしょうか。


※ここから先は続編『キングスマン:ゴールデン・サークル』のネタバレを含みます。


実はハリーは生きていましたヴァレンタインに撃たれた後、ハリーは「キングスマン」のような独立諜報機関「ステイツマン」のエージェントに救出されていました。教会から不審な電波が発信されていることに気が付いた「ステイツマン」は現場に急行し、死にかけていたハリーを見つけて「アルファ・ジェル」で応急処置をしました。


「アルファ・ジェル」は「ステイツマン」が作り出した治療具で、銃で頭部を撃たれた際に使用するものです。ジェルが頭部の損傷を保護し、その後内部から傷を修復します。この「アルファ・ジェル」によって一命を取り留めたハリーは、「ステイツマン」に保護されていました。


『キングスマン』の続編『キングスマン:ゴールデン・サークル』では、エグジーと実は生きていたハリーのコンビが、共に敵地に行き戦う姿を見ることができますよ。


王女とのラストシーンは007のパロディ?


スパイ映画と言えば『007』シリーズを思い浮かべる方も多いでしょう。


『007』シリーズは、第1作『007は殺しの番号』1962年に公開されてから、2021年10月に公開された『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に至るまで全25作、時代を超えて愛され続けてきた大人気スパイ映画シリーズであり、スパイ映画の代名詞と言っても過言ではありません。


そんな『007』シリーズでは、ロマンチックであったりシリアスであったり、様々なラストシーンがありますが、そのほとんどがコメディタッチなものとなっています。


そして『キングスマン』のラストシーンも同様に、ちょっとしたお色気を含んだコミカルなものでした。


ヴァレンタインを倒し世界を救ったエグジーは、監禁されていたティルデ王女のもとへ行き、「イイこと」をしてもらいます。その映像をエグジーのメガネを通して見ていたマーリンが呆れて、モニターを閉じたところでエンドロールが流れるというラストは、『007』シリーズから影響を受けてのものでしょう。


ラストシーンの他にも、作中では多くの『007』パロディが見て取れました。


ハリーがヴァレンタインの晩餐会に出向き、1対1で食事をするシーンがありますが、これは『007』シリーズで決まって見られるボンドと敵役の一対一の対話が由来であると思います。


また、敵地のパーティ会場に潜入したエグジーが、ウェイターに対して「マティーニを。もちろんウォッカじゃなくジンで。ベルモットは入れないで未開封のボトルを横目で10秒見たあとステアで」というシーンがあります。


これは『007』の主人公ジェームズ・ボンドのキメ台詞「ウォッカマティーニを。ステアじゃなくてシェイクで」のパロディであることが分かります。


『キングスマン』には『007』シリーズだけでなく、様々なスパイ映画のパロディが登場しますので、どのシーンが何の映画のパロディか注目しながら見てみるのもいいですね。


映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』もDisney+(ディズニープラス)で!



映画『キングスマン』には続編があります。1作目に続き2作目『キングスマン:ゴールデン・サークル』は世界的大ヒットを記録し、日本では1作目の興行収入9億8000万円を大幅に上回る17億1000万円を記録しています。


続編『キングスマン:ゴールデン・サークル』のあらすじを簡単にご紹介します。


ヴァレンタインの計画を阻止し、世界を救ってから1年。エグジーは「キングスマン」の一流エージェントに成長していました。


しかしある日、謎の組織「ゴールデン・サークル」からの突然の攻撃を受け、「キングスマン」は壊滅。生き残ったのはエグジーとマーリンの2人だけでした。


2人は同盟機関に協力を得るためアメリカ・カルフォルニア州へ向かいます。

表向きはバーボン・ウイスキーの蒸留所を経営するアメリカのスパイ機関「ステイツマン」と合流した2人は、彼らのNo.1エージェントと共に「ゴールデン・サークル」を追い始めます。。


一方、「ゴールデン・サークル」は、世界中の麻薬使用者を人質にした驚愕の陰謀を始動させていました…。


という内容になっています。


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月額990円で利用でき、配信されている作品はすべて見放題なので、1作目『キングスマン』と2作目『キングスマン:ゴールデン・サークル』を一気に見ることもできますよ。

アクロバティックなアクション作品が好きな方は、ぜひディズニープラスを利用して名作スパイ映画『キングスマン』を堪能してみてください。


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※本ページの情報は202204月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

執筆
おさとう

純文学・詩・エッセイなどを好み、深夜に散歩することを日々のささやかな楽しみとする20代。スマホのロック画面は『ナイト・オン・ザ・プラネット』のウィノナ・ライダー。読者の皆さんが新たな気付きを得られる記事を目指して書きます。

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