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【ネタバレあり人気少女漫画が実写化!青春ラブコメ「ヒロイン失格」ってどんな話?

エンタミート編集部

更新日:2021-11-17

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全10巻で累計140万部を突破した大人気少女漫画「ヒロイン失格」は、2015年、主演に桐谷美玲を起用し実写化されました。この作品の原作を手掛けたのは、これまでに数々のヒット作品を世に送り出した幸田もも子先生です。今回は、過去に国内映画ランキングで首位を獲得した「ヒロイン失格」のあらすじやネタバレ、感想などについて解説します。

大ヒット青春ラブコメ!人気の理由とは?

 

 

2015年9月19日に公開された大ヒットラブコメ「ヒロイン失格」は、幸田もも子さんよる原作漫画のファンはもちろん、映画ファンも楽しめる作品となりました。この映画で主人公・松崎はとり役を演じたのは女優として活躍を遂げている桐谷美玲さんです。

 

また、はとりの幼馴染・寺坂利太を山崎賢人さん、ライバル・弘光廣裕役に坂口健太郎と、非常に豪華な顔ぶれとなっています。一般的に、少女漫画が実写となり映画化されると劇場に訪れる男女比には偏りがでますが、「ヒロイン失格」は映画公開後、老若男女問わず多くの人々が訪れました。

 

では、一体なぜ「ヒロイン失格」は多くの人々の目に触れる作品となったのでしょうか?理由の一つとして挙げられるのは、主演を務めた桐谷美玲さんの洞察力にあると言えます。

 

桐谷さんはもともと原作ファンだったということもあり、隅々まで読み込んでいたからこそ細かいディティールにこだわり、表現力の豊かな演技ができたのです。また、変顔シーンが度々登場するのが特徴的であるこの作品で、桐谷さんが様々な変顔を披露したことも話題になりました。

 

過去に「世界で最も美しい顔100人」で日本人最高の8位に選出された桐谷さんだからこそのギャップが、多くの人々の心を掴んだのだと考えられます。「ヒロイン失格」は、旬の俳優・女優を抜擢したことも、注目を集めるきっかけとなりました。

 

今回は、大ヒットを記録した青春ラブコメ「ヒロイン失格」が一体どのような作品なのかについてご紹介します。

 

 

登場人物とキャスト(相関図)をご紹介!

 

 

コメディ色が強い「ヒロイン失格」には、どのようなキャラクターが登場するのでしょうか?原作と比べながら見てみると、また違った面白さがあるかもしれません。

 

松崎はとり(桐谷美玲)

松崎はとりは、幼い頃から幼馴染である寺坂利太に10年間片想いをしています。「利太のヒロインは絶対に私」と思い込んでいたはとりは、ある日を境に自分がヒロインではなかったことを思い知ることになります。

 

松崎はとり役を演じたのは、女優として活躍を遂げている桐谷美玲さんです。

 

寺坂利太(山崎賢人)

はとりの幼馴染である寺坂利太は、メガネでおかっぱ頭の安達未帆から告白され、付き合うことになります。しかし、はとりが弘光と付き合ったことで自分の本当の気持ちに気づき始めるのです。

 

寺坂利太役を演じたのは、俳優として様々な作品へ出演を果たしている山崎賢人さんです。

弘光廣裕(坂口健太郎)

学校一のイケメンでプレイボーイの弘光廣裕は、付き合っても本気になれず遊んでばかりいました。初めははとりのことをからかってばかりいましたが、付き合ってから次第に本気で惹かれるようになっていきます。

 

弘光廣裕役を演じたのは、俳優として映画やドラマで活躍している坂口健太郎さんです。

安達未帆(我妻三輪子)

学食でいじめられていたところを利太に助けられ、それがきっかけとなり2人は付き合うことになりました。初めはメガネでおかっぱ頭の冴えない女の子でしたが、恋をしたことで大変身します。

 

控えめな性格であるかと思いきやブラックな一面もあり、はとりを翻弄させるようなシーンも登場します。安達未帆役を演じたのは、女優やファッションモデルとして活躍している我妻三輪子さんです。

中島杏子(福田彩乃)

 

はとりと利太の幼馴染であり、思い込みが激しく暴走しがちなはとりに現実的なアドバイスをするブレーキ役です。常に冷静沈着ではとりからは「愚かなる中島」と命名される役どころとなっています。

 

中島杏子役を演じたのは、タレントとして多数のバラエティ番組に出演している福田彩乃さんです。

 

 

【ネタバレあり】人気作品「ヒロイン失格」のあらすじ

 

 

個性豊かなキャラクターが登場する「ヒロイン失格」は、王道ラブストーリーでありながら、CGや変顔などが盛り込まれたユーモアあふれる作品となっています。幼馴染の男女が紆余曲折を経て、本当の自分の気持ちに気づき始めていく姿は青春そのものです。

 

ここでは、作品の見どころとなるシーンを解説しながらあらすじをご紹介します。

 

ヒロインの座を奪われたはとり

 

利太は小学生の頃、母親が他の男と駆け落ちしたことで同級生から虐められており、そこに現われたはとりによって助けられます。それをきっかけに利太に付きまとうようになったはとりは、10年間想いを寄せ続け、いつかは必ず映画やドラマのヒロインのように利太と結ばれると信じながら生きてきました。

 

ある日、学食で不良たちに虐められている同級生の安達未帆を利太が助け、その姿を見たはとりは改めて惚れ直します。その後、お礼を言うために助けてもらった利太に「こんな私に関わっていたら迷惑になる」と言いますが、それに対し利太は「周りの目など気にすることはない」という言葉をかけるのです。

 

2人が良い雰囲気になっているのを見た中島杏子ははとりにその様子を伝えますが、最後には利太に告白されると信じ込んでいるため、自分を卑下するような暗い安達と付き合うわけがないと思っていました。しかし、急接近した2人は安達の告白によって付き合うことになるのです。

 

はとりは虐められている安達を放っておけず、告白も断れなかったのではないかと考えましたが、放課後2人が仲良く並んで帰る姿を見て、自分が利太のヒロインではないことを思い知ることになります。

 

安達がイメチェン?

 

はとりは、利太がこれまでに付き合った女の子とは長続きしなかったため、今回も同じようにすぐ別れるだろうと思っていました。しかし、利太と付き合い始めてから、日に日に可愛くなってく安達を見てはとりは焦り始めます。

 

今まではメガネでしたが、コンタクトに変えるなど周囲も気づくような変わりようです。

 

10年間の片思いは実らず・・・

 

はとりは幼い頃から一途に利太へ想いを寄せ続けてきましたが、10年間にわたる片想いは実ることなく終わってしまいました。告白をすんなりと受け入れたためショックを受けるはとりでしたが、ヒロインの座を奪還するため、安達に利太との絆の深さを見せつけます。

 

しかし、全く効果がなかったことではとりは悔しさを感じ、トイレで同級生と安達の悪口を言ってしまいます。話しているのを聞いていた安達は「気にしないから」と言い、はとりはその態度に余計腹が立つのでした。

 

帰りに仲良くしている2人を見てその場を逃げ出してしまいますが、やはりそう簡単には想いを断ち切ることはできません。

 

ヒロインの座を奪ったのは!?

 

利太のヒロインになったのは、予想もしなかった地味な女の子・安達でした。初めは控えめな性格の女の子というイメージが強いですが、利太を取られたくないという気持ちから次第にブラックな一面が露になっていきます。

 

ストーリーが進むにつれ、変化が見られる安達にも注目してみてください。

 

 

ドキドキの三角関係!

 

 

なかなか立ち直れないはとりに、学校一のイケメンでプレイボーイの弘光廣裕が近づいてきます。弘光は恋愛に対して本気になれず、はとりに利太のことを持っている自分が好きなのではないかと突っかかります。

 

その直後、弘光は告白し、はとりのファーストキスを奪ってしまうのです。利太に幻滅されるのを恐れ、弘光に「このことを誰にも言わないで」と頼むはとりに口止めとして、利太&安達、弘光&はとりでボーリングのダブルデートをすることになりました。

 

デート当日、弘光と仲良くするはとりの姿を見た利太は、安達と付き合っていながら嫉妬心を覚えます。その夜、利太に安達のどこが好きなのかを尋ねたところ、「自分にはないものがたくさんある」と言われ、ショックを受けたはとりは泣きながら帰りました。

 

次の日、安達から話があると呼び出されたはとりは、交換留学制度を使って海外に行く間、利太のことを一人にしないで欲しいとお願いします。はとりはチャンスが巡ってきたと思い、海外に行って不在にしている期間で利太を取り返そうと考えますが、中島に距離を置くようにアドバイスされます。

 

言われた通り、向こうからの連絡を待ちますが一向に連絡がこず、我慢できなくなったはとりは利太を花火大会に誘ってしまうのです。こうして、浴衣で祭りに行くことになった2人でしたが、途中で偶然にも弘光と出くわし、利太は面白くなさそうな表情を浮かべ、弘光はその状況を楽しむような様子を見せます。

 

この花火大会で自分の気持ちに気づいた利太は、はとりに海外から帰ってきた安達に別れを告げる約束をします。しかし、安達は自分が病気だと嘘をついたため、利太は離れられずはとりとの交際を断りました。

 

今度こそ上手くいくと思っていたため激しく落ち込むはとりに、弘光は優しく言葉をかけ、それがきっかけとなり2人の交際がスタートします。学校の修学旅行でスキーに来ているはとりは、弘光と良い雰囲気になっており、恋人として一緒に過ごせる時間を幸せに感じていましたが、未だに利太への未練を断ち切れないでいました。

 

気持ちがすれ違う4人は、一体どのような結末を迎えるのでしょうか?

 

利太の本心

 

利太は花火大会の日、弘光に「はとりに近づくな」と言いますが、「お前が言える立場ではない」となじられてしまいます。その後、2人で花火を見ていると利太が、いつかはとりも自分から離れていくのではないかと言ったため、はとりは「一生つきまとう」と宣言します。

 

利太は幼い頃、母親に捨てられたことで自分は空っぽな人間だと思っており、一人でいることが嫌いです。気持ちが揺れ動いていた利太ははとりに対する想いやその優しさから、自分の気持ちを抑えられなくなり、突然キスをしてしまうのです。

 

この瞬間はチャンスだと思ったはとりは、利太に告白をさせようとしますが、最悪のタイミングで安達が海外から帰ってきてしまいました。しかし、自分の気持ちに気づいた利太は、安達にしっかりと別れを告げることを約束します。

 

弘光の気持ち

 

恋愛に本気になれない弘光ははとりと出会った当初、利太への嫌がらせのためにはとりにちょっかいをかけていましたが、次第に本気になっていきます。安達が交換留学に行った夏休み、はとりは利太と会うことを我慢していました。

 

そんなある日、はとりは弘光とデートし、その時の出来事がきっかけで弘光は本気で惚れてしまうのです。弘光は夏休み後半の花火大会で偶然、浴衣姿で歩く2人に出会い、そこで利太に自分が本気であることを言います。

 

 

なぜ安達は嘘をついたのか?

 

 

利太から別れ話を切り出されますが全く持って話を聞こうとしません。そして、花火大会の日はとりにキスをしたと聞いた安達は、突然倒れてしまいます。

 

安達は利太に自分が病気であると嘘をつきますが、これは一体なぜなのでしょうか?その理由は、病気だと言えばはとりの元に行かずに、つなぎとめておけるのではないかと考えたからです。

 

同情という心理を巧みに利用した安達の行為は、非常に下劣だったと言えます。

 

 

ヒロイン失格に使われている曲は?主題歌をご紹介

 

 

この映画の主題歌を歌ったのは、多くの女性から高い支持を得ているアーティストの西野カナさんです。今回主題歌となった「トリセツ」という曲のタイトルは、「取扱い説明書」の略で、西野さん本人が「男性になかなか理解してもらえない女性の内面、乙女心を取扱い説明書になぞらえて描いた曲」だと過去のインタビューで答えています。

 

一見、歌詞を見ると女性のわがままな心境が描かれているように思えますが、これは全て男性に対する「大好き」と言う気持ちを示すものなのです。人それぞれ恋愛に対する価値観は異なるため、映画を観終わってから主題歌をどのように感じたか誰かと話合うのも楽しいかもしれません。

 

この曲は、愛する男性に対して「もっと私のことを見て」「これから先もずっと愛して」と思う気持ちがこもっており、映画を観た後に聴くと、はとりが利太に囁いているように聞こえてきます。トリセツは、「ヒロイン失格」の状況や登場するキャラクターにピッタリの主題歌であることが分かります。

 

 

映画「ヒロイン失格」まとめ

 

 

ここまで、映画「ヒロイン失格」がどのような作品なのかについてご紹介してきました。今回の記事を通して、すれ違いがあったり、新たな感情が芽生えたりとそれぞれの気持ちが揺れ動く中で、最終的にはヒロインに返り咲くことができるという物語であることが分かりました。

 

思わず笑ってしまうようなシーンや、胸が締め付けられるようなシーンなど、青春時代に経験するような気持ちを味わえる作品になっています。この機会にぜひ、大人気少女漫画が原作となった映画「ヒロイン失格」をU-NEXTで観てみてはいかがでしょうか?

 

 

※本ページの情報は2021年11月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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