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【ネタバレあり】話題の韓流映画「パラサイト半地下の家族」を考察してみた!

エンタミート編集部

更新日:2021-9-15

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世界各国で注目された「パラサイト半地下の家族」は、誰もが予測できないような展開が繰り広げられます。コメディ的な要素や衝撃的なシーン、観ている人々を夢中にさせるような作品です。今回は、作品を通して見えてくる韓国独自の事情や、衝撃のラストを迎えてしまう理由について考察した結果をご紹介します。


韓国映画史に名を残す作品となった



2019年12月27日に日本で公開された映画「パラサイト半地下の家族」は、第92回アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4部門を受賞するという、韓国映画史上初となる快挙を果たしました。それだけではなく、カンヌ国際映画祭パルム・ドールにも輝き、世界から注目を集める作品となりました。


監督を務めたのは、「グエムル-漢江の怪物-」や「母なる証明」を手掛けた韓国を代表する名監督、ポン・ジュノです。彼が手掛けたこの作品は、前半に散りばめられる伏線や、テーマ性が話題となり、作品を観た多くの人々が独自に考察し、謎を解き明かしています。


では、一体なぜこれほどにまで世界各国から称賛の声が寄せられているのでしょうか?今回は、作品に込められた思いやテーマとなっている韓国の事情について、徹底的に考察してみましょう。



登場人物と主要キャストをご紹介



この作品は、登場人物が多いため、それぞれがどのような関係性なのか理解できなかったという方もいるのではないでしょうか?ここでは、主な登場人物とキャストをご紹介します。


キム・ギウ(チェ・ウシク)


ギウは、失業中の両親と妹と暮らしている貧しいキム家の長男です。ある日、友人のミニョクからの頼みで、家庭教師の仕事を代わりにすることになりました。

パク家にパラサイトするきっかけとなった人物です。キム・ギウ役を演じたのは、若手実力派俳優として注目を集めているチェ・ウシクです。


彼はこれまでに、数々のTVドラマに出演を果たしており、ポン・ジュノ監督が手掛ける作品への出演は、今回で2度目となります。


キム・ギテク(ソン・ガンホ)


ギウの父親であるギテクは、これまでに様々な仕事をしてきましたがどれも長続きしていません。パラサイトした先の家では娘・ギジョンの叔父という設定で、パク家の運転手となります。


キム・ギテク役を演じたのは、国内外の映画祭で数々の賞を受賞してきたソン・ガンホです。


キム・チュンスク(チャン・ヘジン)


父同様、失業中のチュンスクは、パク家の新たな家政婦としてパラサイトすることに成功します。元ハンマー投げの選手だったこともあり、力が強く元家政婦のムァングァンと争うシーンは迫力があります。


キム家の母親役を演じたのは、女優のチャン・ヘジンです。彼女の演技力は、作品を観た世界中の人々に絶賛されました。


キム・ギジョン(パク・ソダム)


美大志望だったギジョンは、受験に失敗し、予備校に行く資金もないため、半地下で家族と内職をしていました。人の心を掴むのが得意な彼女は学歴を偽り、パク家の息子・ダソンの絵の家庭教師として就職します。


物語のラストシーンでは、悲惨な結末を迎えてしまうギジョンは、数々の映画・ドラマに出演経験のあるパク・ソダムが演じています。


パク・ドンイク(イ・ソンギュン)


ITベンチャー企業を起業して成功を収めたドンイクは、誰もが羨むような何不自由ない生活を送っています。人柄も良く、キム家の人々に対しても優しい彼ですが、作中ではギテクが発する独特の臭いに敏感に反応します。


ドンイク役を演じたのは、「王様の事件手帖」や「最後まで行く」などの作品に出演しているイ・ソンギュンです。


パク・ヨンギョ(チョ・ヨジョン)


ドンイクの妻・ヨンギョは、能天気で天然な性格で、料理や掃除などは一切できないため、家事は全て家政婦に任せています。子供に対する愛情が強く、教育に関しても熱心です。


この役を演じたのは、「後宮の秘密」屋「情愛中毒」など、数々の作品に出演しているチョ・ヨジョンです。


パク・ダヘ(チョン・ジソ)


パク家の長女・ダヘは、大学受験を控えており、家庭教師として家にやってきたギウに恋をします。ダヘ役を演じたのは、「隻眼の虎」や「W 君と僕の世界」などに出演しているチョン・ジソです。


パク・ダソン(チョン・ヒョンジュン)


自由奔放なダソンは、誰よりも勘が鋭く、物語のキーパーソンとなっています。この役を演じたのは、子役として活躍を遂げているチョン・ヒョンジュンです。


ムングァン(イ・ジョンウン)


パク家が住む前から豪邸に仕えていた家政婦で、ただ一人地下室があることを知る人物でした。パク家からの信頼も厚く、優秀な家政婦ですが、キム家によって家を追い出されてしまいます。


ムングァン役を演じたのは、「椿の花咲く頃」や「ロースクール」などの出演しているイ・ジョンウンです。



作品のあらすじ



壮絶なラストを迎える「パラサイト半地下の家族」ですが、前半部分はコメディ要素が多く盛り込まれており、後半になると展開がどんどん変化していきます。では、一体どのようなストーリーなのでしょうか?


ここでは、作品のあらすじをご紹介します。

半地下で貧しい生活を送るキム家


半地下で生活を送るキム家は、両親共に失業しており、冒頭シーンでは家族4人でピザ屋の内職をしています。地上とは違いWi-Fiも通らず、ギウとギジョンが電波の届くところを探している姿は、半地下に住んでいることを改めて実感させられるシーンです。


ある日、ギウの元に金運と学業運をもたらす「山水景石」と呼ばれる石を持った友人のミニョクが訪れ、自分が留学している間、社長令嬢であるパク・ダヘの家庭教師を代わりにやってくれないかとお願いします。その際、ミニョクは進学後、ダヘに交際を申し込もうとしていることを明かします。


しかし、ギウは大学受験に4度も失敗していたので少し躊躇いますが、その日暮らしの生活を送っていたことから、お金のために家庭教師の仕事を引き受けることになりました。学歴を偽り、ダヘの家庭教師として見事就職を果たしたギウは、あるアイデアを思いつきます。


キム家が考えた新たな生活スタイルとは


家庭教師として就職するために、美大志望の妹から名門大学の在籍証明書を偽造してもらい、偽名を使ってパク家へと向かいます。ドンイクとヨンギョの信頼を得て無事に雇われることが決まりました。


さらに、ヨンギョと話していると、11歳になる息子の美術の家庭教師を探していることが分かります。しかし、ダソンはこれまでに家庭教師を雇っても、1ヶ月続いたことはなくヨンギョは非常に困っている様子でした。


そんな時、ギウは妹のギジョンをダソンの家庭教師として、ヨンギョに紹介しようと思いつきます。後日、ギジョンはアメリカ美大で心理学とアートセラピーを学んでいたとヨンギョに言い、見事就職に成功します。


ダソンもすぐに懐き、次は父を運転手として雇ってもらおうと計画を立て始めるのです。ギジョンはダソンの授業を終え、パク家の運転手に駅まで送ってもらうことになりますが、その際に自分が履いていた下着を後部座席の足元にわざと置いていきます。


後日、車に乗ったドンイクはこれを発見し、運転手が車内で女性と密会しているのではないかと疑い、クビにしてしまうのでした。この時を狙っていたギジョンは、ギテクのことを叔父だと偽り、新たな運転手として紹介します。


職歴が豊富だったギテクは、タクシー運転手として働いていたこともあったため、絶妙なドライブテクニックでドンイクから気に入られ、そのまま就職することに成功しました。残るはあと一人、母のチュンスクのみです。


パク家が住んでいる家は昔は有名な建築士が住んでおり、自ら設計を手掛けていました。その頃から家政婦として働いているムングァンという女性がいました。キム家はその家政婦をどうにかしてクビにし、代わりにチュンスクを就職させようと企む中、ムングァンが重度の桃アレルギーであることを知ります。


計画を実行するため、ギテクはムングァンが結核かもしれないということをあらかじめヨンギョに吹き込み、疑うように仕向けていきます。そして、決行当日、アレルギーの症状で咳き込んでしまうことを知っていたギジョンは、ムングァンの背後で削った桃の皮の繊維を振りかけ、あたかも結核の症状が出たかのように見せかけるのです。


丁度その時、ヨンギョがその様子を目撃し、結核ではないかという疑いが確信に変わったことで、ムングァンを解雇してしまいます。その後、キム家は高級人材派遣会社を紹介し、チュンスクを新たな家政婦として送り込んだ結果、ついに家族全員がパラサイトすることに成功しました。


パラサイトすることに成功した結果


見事、家族4人全員が就職し、これまでの貧困生活から脱出することに成功しました。それぞれに与えられた役割を卒なくこなし、パク家からの信頼を得ていったキム家でしたが、ある出来事により大きく展開が変わります。


ここまでは比較的にコメディ要素が多く含まれていました。ある日、パク家はダソンの誕生日を祝うため、チュンスクに留守番を任せてキャンプ旅行に行き、家を空けることになります。


留守の間、キム家は勝手に高価なお酒を飲んだり、食べ物を食べたりと、まるで自分の家にいるかのように好き放題して過ごしていました。その時、玄関のインターフォンが鳴り、一家は大雨の中ムングァンが訪ねてきたことを知ります。


ギウ、ギジョン、ギテクは身を潜め、チュンスクが対応したところ、忘れ物を取りに来たから家に入れて欲しいと言うのです。仕方なく家に入れたチュンスクは、家の地下室にムングァンの夫が住んでいることを知ってしまいます。


昔この家に住んでいた建築家が作ったもので、パク家はそのあと入居したため地下室があることを知らずにいました。地下室に自分の夫が住んでいることを黙っていて欲しいとお願いするムングァンですが、その会話を盗み聞きしていたギウたちは足を滑らせ、見つかってしまうのです。


ムングァンは4人が家族であることや自分を陥れたことを知ってしまい、本当のことをバラしてもいいのかと脅します。しかし、その時ヨンギョから、大雨でキャンプが中止になり、あと数分後に家に着くという連絡がきます。


キム家は2人の手足をテープで縛り、地下室に閉じ込めたあと、散らかっているリビングを慌てて片付けました。チュンスク以外の3人は机の下に隠れ何とかその場を乗り切りましたが、その夜パク家の本音を聞いてしまうのでした。



「パラサイト半地下の家族」を考察!見えてくる韓国独自の事情とは?



この作品には多くの伏線が張り巡らされており、考えさせられるようなシーンが多数登場します。韓国社会の背景がリアルに描かれている場面も多く、メッセージ性の強い作品です。

また、前半と後半では雰囲気が一変し、後半からは予測できないような怖さで、物語が動き出します。


作品にはどのようなテーマがあるのか、何を表しているのかなど、より深く知るために一つずつ紐解いていきましょう。


作品のタイトルにもなっている「半地下」とは?


全人口の約半数が集中する巨大都市・ソウルは、東京よりも家賃が高く、貧困層の人々が一般的な住宅で生活をするのは難しいと言われています。そのため、貧しい家庭は半地下と呼ばれる劣悪な環境下で暮らしているのです。


半地下は住宅の半分が地下に埋まっているため日当たりも悪く、すぐにカビが生えてしまうような状態にあります。では、一体なぜこのような物件が存在しているのかというと、それは韓国独自の住宅事情にありました。


南北朝鮮と対立関係にあった韓国は、ソウルでテロが多発したことにより、1970年代に防空壕として半地下を作ります。現在、住宅としての使用が認められており、家賃が高騰したソウルでは半地下に住む人々がたくさんいます。

作中で半地下が貧しさを象徴しているように描くことで、観客にどのような人々が住む物件なのか伝えようとしているのかもしれません。


貧困層と富裕層を表す「縦の構造」


この作品で注目してほしいのは、何度も登場する縦の構造です。世界各国で称賛されている理由は、表現力の豊かさにもあり、縦の構造を意識して観ると、より一層この作品を楽しめます。


縦の構造とは、韓国の格差社会を表現するために用いられているもので、裕福なパク家と貧しいキム家の上下関係がはっきり分かるように描かれています。例えば、パク家の階段を上り下りするシーンでは、上るのはいつもパク家、下りるのはキム家になっていることから、貧富の差を見事に表しており、格差社会の厳しさを暗示しているのではないでしょうか?


また、同じ画角内に双方の家族が写る際、真ん中に縦の線があることが分かります。格差があることをひしひしと感じられる演出ですが、あるシーンでこの縦の構造がはっきりと分かる描写があります。


それが分かるのは、ソウルを襲った豪雨が降り注ぐシーンです。パク家は高台にある豪邸に住んでいるため、被害に遭うことはありません。


しかし、半地下で生活しているキム家にとって豪雨は非常に危険なものであり、結果として家は浸水し、避難を余儀なくされます。上から下へと雨が流れていく様子は、縦の構造が上手く活用されていると一目見て分かります。


事件の引き金になる「臭い」とは?


物語のラストで起こってしまう悲劇は、ある臭いが原因となっています。半地下は日当たりが非常に悪いため湿気がこもりやすく、カビの臭いが鼻をつきます。


そのような環境下で生活しているキム一家は、半地下の臭いがすでに染みついていました。ドンイクはこれを「煮洗いした雑巾」「地下鉄の乗客特有の臭い」と表現しているシーンがあります。


大雨でキャンプが中止になり帰ってきた日、ドンイクはヨンギョに「ギテクの言動は度を越しそうなところで絶対に越さない。そこがいい。しかし彼の臭いは度を越している」と言い、机の下に隠れていたギテクはこの事実を知ってしまうのです。このシーンでは、これまでにキム家のことを見下す態度を一切取ってこなかったドンイクが、心のどこかで自然と下層の人間として区別していることが分かります。


また、一度染みついた臭いが簡単に消えないように、貧富の差は簡単に埋められるものではないことを暗示していると言えます。



実は他にもパラサイトしている家族がいた



あらすじでも紹介した通り、豪邸の地下室にはもう一人パラサイトしている家族がいました。では、一体なぜ人の家で生活しなければいけなかったのでしょうか?


ここでは、その理由と男の正体についてご紹介します。


半地下の男の正体


地下室でひっそり暮らしていた男の正体は、ムングァンの夫・グンセでした。この地下室はもともと北朝鮮からのミサイル攻撃に備えるためのシェルターとして作られ、そのことを知っているのは前の持ち主とムングァンだけだったため、グンセがいることは誰にもバレなかったのです。


グンセは借金を抱えており、借金取りから身を隠すために地下室で生活していました。ダソンのトラウマとなっている、誕生日の日に見た幽霊の正体はグンセだったのです。


モールス信号


パク家の階段にはランプがあり、それにつながる電源ボタンは地下室にありました。グンセはこれを利用し、ランプを点灯させてモールス信号を送ります。


ダソンはこのモールス信号に気づき、解読を試みますが、結局途中でやめてしまいます。モールス信号は物語のラストシーンにも登場するので、注目してみてください。



【ネタバレあり】物語は衝撃の結末を迎える



セレブ一家にパラサイトし、数々の出来事が起こりますが、物語は衝撃のラストを迎えることになります。前半のコメディ要素が盛り込まれたストーリー展開とは打って変わり、恐ろしい事態がキム家とパク家を襲います。


では、物語のラストはどのように描かれているのでしょうか?


ダソンの誕生日パーティー


大雨で中止になったキャンプの代わりに、友人らを誘い、自宅の庭で誕生日パーティーを開きます。招待されたギウとギジョンも参加し、楽しそうな雰囲気で始まるパーティーでしたが、次第に雲行きは怪しくなり始めます。


地下室に閉じ込めていた2人の様子を見に行くと、すでにムングァンは息を引き取っているようでした。その時、待ち構えていたグンセにつかまり、何とか逃げようとするギウでしたが、ミニョクにもらった山水景石で頭を殴られ、血を流しながら意識を失ってしまいます。


その後、キッチンにあったナイフを手に取ったグンセは、パーティー会場へ乱入し、ケーキを持つギジョンの胸を刺してしまいます。会場は騒然とし、衝撃的な光景を目にしたダソンはその場で失神してしまうのでした。


ギジョンを殺されたチュンスクはグンセに飛びかかり、バーベキュー用の串で刺し殺してしまいます。


事件の引き金となったドンイクの行動


パラサイトに成功した家族は、一体どのような結末を迎えるのでしょうか?事件を目の当たりにして失神したダソンを病院に連れていくためにドンイクは車の鍵を探そうとしますが、近くにいたグンセの臭いに思わず後ずさってしまいます。


この行動こそが悲劇を生む引き金となってしまうのです。独特の臭いに反応した様子を見たギテクは、これまでに我慢してきた思いが抑えられなくなり、衝動的にドンイクを殺してしまいました。


前半の展開を振り返ってみると、予測できないような結末に観客は圧倒されたのではないでしょうか?思わず目を背けてしまいたくなるほど、残酷な終わり方です。


事件のその後



事件後、胸を刺されたギジョンは死亡し、何とか一命をとりとめたギウは、チュンスクと共に文書偽造と住宅侵入の罪で逮捕されました。ドンイクを殺害したギテクは、事件後そのまま行方をくらましてしまいます。


事件からしばらく時間が経った頃、ギウはパク家が住んでいた豪邸を高台から見下ろしていた際、家の中の光が点いたり消えたりしていることに気が付きます。驚くことに行方をくらましていたギテクは、かつてグンセが生活していた地下室に逃げ込んでいたのです。


ギテクは光でモールス信号を送り、豪邸に住む新たな家族から食料を盗み、何とか生活を送っていると伝えました。このメッセージを受け取ったギウは、いつか自分があの豪邸を買って、父を助け出すことを決意したのです。



作品ポスターに込められた意味とは?



非常にメッセージ性の強い作品になっていますが、映画と共に公開されたポスターにも注目して観てください。豪邸のリビングが舞台となっているメインポスターには、目隠しがされているキム家とパク家が映っており、非常に印象的な構図になっています。


双方の家族の身なりを見ると、誰が裕福で誰が貧しいのかは、一目瞭然です。また、左下の足は殺されてしまった家政婦の足ではないかと言われています。


カンヌ国際映画祭で使用されたポスターは、メインポスターとはまた違った不気味さがあります。事件が起こった庭に、ギウ、ギテク、ドンイク、ヨンギョ、ダソンが映っており、左下の足は、ギジョンのものでしょう。


作品を観終わった後にポスターを見ると、新たな発見があるかもしれません。



パラサイト半地下の家族考察まとめ



予測不可能な展開が繰り広げられる「パラサイト半地下の家族」は、作中に様々な仕掛けがあるため、何度見ても面白い作品です。また、作品を通じて、日本にはない韓国独自の事情や格差社会の現実がどのようなものかということが分かります。


パラサイトしたことをきっかけに、運命が大きく変わっていく2つの家族から目が離せません。この作品を観たことがない方はもちろん、観たことがある方も今回ご紹介した考察を踏まえた上で、もう一度見返してみてはいかがでしょうか?


新たな視点で見ることによって、思いがけない発見があるかもしれません。作品について興味のある方は、U-NEXTでお楽しみください。



※本ページの情報は2021年9月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスサイトにてご確認ください。

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